CHIRON WEB SITE


Facebookで最新情報をGET!


ADHDと植物エキス  2012-07-27
M.D.  M.YOKOYAMA  2012-07-27
注意欠陥・多動性障害(ADHD)は多動、不注意、衝動性などを主症状とする発達障害であり、その有病率は児童の1~6%と言われている。 イチョウ葉と人参を組み合わせて摂取することによりADHDの症状改善が期待できることがわかってきた。そのひとつを今回は紹介する。

(下記は論文の抜粋であり、興味を持たれた方は全文をお読みください。)

アルベルタ大学精神科のミカエル医学博士らの報告である。[1]






~ADHDに対する人参とイチョウ葉の効果~



方法:博士らは3~17歳までのADHDの診断基準(DSM-Ⅳ)に該当する児童36人を対象として研究を行った。児童らには人参200mgとイチョウ葉50mgが入ったカプセルを2粒/日、空腹時に4週間内服してもらい、内服開始から2週間後と4週間後に評価を行った。

評価方法としては、投与前と後で親に対する調査を行い、ADHDの主要な症状(反抗的行動、学習障害、多動‐衝動性、易不安性、完璧主義、社会的問題、情緒不安定性)の変化および、満たすADHDの診断基準(DSM-Ⅳ、コナー評価尺度(CPRT:conner’s parent rating scale)など)の変化について観察した。

結果:人参とイチョウ葉の入ったカプセルを飲み始めてから2週間後、上記した7つの主要症状のうち反抗的行動については64%の児童で、学習障害については56%の児童で、多動性‐衝動性については50%の児童で改善が認められた。

4週間後には、7つの主要症状すべてで有意な改善が認められた。また7つの評価基準に照らしてみても2週、4週どちらの時点においてもすべての評価基準で有意な改善が認められた。例えば、DSM-Ⅳの不注意の項目では2週の時点で39%の児童で、4週の時点では75%の児童で改善があった。


副作用については、衝動性や過活動性が増したと判断された児童が2人いた。また、リタリンを併用した児童で発汗や頭痛があった児童がそれぞれ1人ずついたが、人参とイチョウ葉の影響であるのかどうかは断定できなかった。


CHIRON社から発売されているサプリメント“SWITCH”には上記容量を満たす人参、イチョウ葉が含まれているため、ADHDの症状改善が期待でき、おすすめである。

▼  CHRON SWITCH
http://www.amazon.co.jp/dp/B0095GON76


[1] Lyon MR, Cline JC, Totosy de Zepetnek J, Shan JJ, Pang P, Benishin C. J Psychiatry Neurosci. 2001. Effect of the herbal extract combination Panax quinquefolium and Ginkgo biloba on attention-deficit hyperactivity disorder: a pilot study. 2001 May;26(3):221-8.
CHIRON WEB SITE